身長を伸ばす科学的な方法7選
身長を伸ばす方法を科学的な論文を用いて解説をしていきます。
今日からできることばかりですので、最後までお読みください。
身長が高い事が運動能力に大きく関わってきます。
1960年代と2019年度を比べると身長、体重差がかなり大きいです。
コロナの影響もありますがゲームやyoutube等の普及で現代の子達は昔と比べると外遊びが減っていて運動不足にも関わらず、
50mのタイムが伸びています。
ちなみに50m走は右肩上がりに伸びています。
ここ最近はコロナの影響もあり、横ばいとなっています。
ボール投げ、持久走に関しては投げ方だったり体力の無さが影響していると思います。
もちろん身長が高い方がパワーがあるのでスポーツには有利になります。
”身長が伸びる生活”をする事で
プロになりたい!
全国大会で優勝したい!に近づきます。
毎日練習を頑張っている子達へ、今一度、私生活を改めてみましょう。
なぜ子供の時に身長が高いほど速く走れるのかというと
子供の時はピッチ(回転スピード)が高くても足が速い事は相関関係がなく、ストライド(歩幅)が大きい方が足が速いというデータがあります。
ただ、勘違いして欲しくないのはストライドを無理に広げても意味がない事です。
小学生で身長が高い人ほど体が成長しているため、足が速い人も多かったということです。
あくまで小学生の話ですが筋パワー的にも身長が高い事でスポーツ選手として活躍するにはとても大事です。
ではまず初めに、皆さんの将来の身長予測からお伝えをしていきます。遺伝的な要素です。
これは昔から日本体育協会が出している基準
男の子の場合は父身長+母身長+13㌢÷2
女の子の場合は父身長+母身長-13㌢÷2
になります。
これが遺伝的な要素
身長といえば、遺伝という印象が強いかと思います。
2014年にハーバード大学が25万人という超大規模な研究で、身長は8割型が遺伝的な要素であり、
残りの2割は生まれてからの環境に左右されるという結論が出ました。
8割というふうに聞くと、ほぼ全てだと思うかもしれませんが、この残りの2割という部分はとてつもなく大きいです。
身長にすると、大体5〜10㌢ほどの振れ幅になりますので、先ほどの遺伝的な身長
父身長が172㌢で、母身長が155㌢と、遺伝的な身長170㌢の男の子の場合でも、180㌢を超える可能性は大いにあります。
本日お伝えする7つの方法を実践してもらえば、必ず身長は高くなりますので、ぜひ実践してみてください。
①運動
身長を伸ばす為に重要なのが成長ホルモンを分泌させるという事です。
子供の成長ホルモンを分泌させるには運動をさせる事が欠かせません。
ただし運動といっても時間や種類によってホルモンの分泌量は大きく変わってきます。
まずは運動の時間についてです。
2006年、ノースカロライナ大学から運動時間と成長ホルモンの関連についての研究が発表。
対象としては15人の健康な成人で対象時間は30分、60分、120分でどのくらいの運動時間で成長ホルモンが分泌するのかを調査しました。
結果
男性の方が成長ホルモンが分泌されやすく、また、運動時間は長ければ長い程成長ホルモンが分泌されたという事でした。
つまり、120分の運動時間が1番成長ホルモンを分泌したという事になりました。
子供にとっては更に効果が高くなるので出来るだけたくさん運動をする方が身長が高くなるという事になります。
運動の種類
2013年のバース大学の研究からは、成人8名を対象にして調査してくれています。
抵抗運動、スプリント運動、持久力運動
この3種類の運動で、どの運動が最も成長ホルモンを分泌させるのかが発表されました。
抵抗運動は、この研究では30分の筋力トレーニング、スプリント運動は自転車を使った短距離、持久力運動では30分自転車運動を使って調査が行われました。
結果
持久力運動とスプリント運動で成長ホルモンの分泌は大幅に上がり、筋力トレーニングでは成長ホルモンの分泌は、安静時と変わらなかったという結果が出ました。
つまり身長伸ばすための運動としては、走ったりする持久走やかけっこなどの短距離走が良いということです。
②亜鉛の摂取
亜鉛というのは元々細胞の成長や代謝を促進する効果がある。
亜鉛が少なくなると、食欲不振や免疫の障害になることがわかっています。
育ち盛りの子供にはめちゃくちゃ重要な栄養素になります。
2017年にはタイから子供を対象にした研究があり、140人の子供を対象にして、亜鉛の摂取と身長との関連について調査が行われました。
研究の方法としては、140人の子供をランダムに二つのグループに分けます。
1つ目のグループは亜鉛入りのサプリメントを15mg服用させ、もう1つのグループはラムネを飲ませ、どちらのグループが6ヶ月後の身長が上がっているのかの調査が行われました。
6ヶ月間、亜鉛を飲むことによって、実際の身長はどうなるんだという、とてもシンプルな研究になります。
結果
亜鉛を服用していた群ではラムネを飲んでいたグループと比べて、有意に身長が高くなり、1㌢亜鉛を服用していた郡が高くなったという結果でした。
6ヶ月で1㌢の差が生まれるということなので、これは馬鹿にできない数字。
ただしここでの対象としては、タイの子供たちです。
先進国の日本では同じことが言えるとは限りませんが、確実に言えることは、亜鉛を不足してしまうということは、子供の身長を伸ばしたり、体を成長させる上では絶対にやってはいけない行為だということです。
亜鉛だと肉や卵、のり、わかめに豊富に含まれていますのでしっかり摂りましょう。
③乳製品の摂取
2008年に5101名の女の子を対象にして、乳製品、要は牛乳だったり、チーズ、ヨーグルトの摂取というのは、身長伸ばすのに有効かどうかの研究が発表されました。
よくある身長を伸ばすために牛乳を飲むは本当かどうかを見たという研究です。
女の子には限定されていますが、5000人規模ですので、かなり大規模な研究になります。
結果
牛乳、ヨーグルトの摂取には身長と相関があり、相関係数としてはなんと0.8という結果でした。
この0.8というのは相関としてはめちゃくちゃ高くて、MAXが1.07で、とても高い相関が見つかったというわけです。
つまり、牛乳やヨーグルトをたくさん摂取するということは、身長を高くするのにはとても有効という事。
ただし、チーズは身長との関連はなく、乳製品においても乳タンパク質が身長の高さと関連しています。
乳脂肪というのは乳がんの発症率を高くしたり、男性であれば男性ホルモンが減少してしまいますので、男らしさ失ってしまうということがわかっています。
なので、特に男性では牛乳とかヨーグルトなんかの乳脂肪が豊富に含まれている食べ物はあまり多く食べるのおすすめできません。
この研究においても、乳タンパク質が伸長との関連を強めたということなので、重要なのはタンパク質です。
④タンパク質の摂取
2015年にマサリク大学から男性の身長に関連する要素は何なんだという研究が発表されました。
世界105カ国の男性を対象にして、
どの栄養素を摂取すると身長が伸びるのかが明らかになりました。
105カ国を対象にしていますので、本当に様々な国で調べていますし、もちろん日本も入っています。
結果
発展途上国では、タンパク質の量、先進国ではタンパク質の品質を高めることによって、身長が高くなるという結果でした。
日本は先進国なのでタンパク質の品質を高める事になります。
相関係数0.85ということなので、かなり高い関連性がタンパク質と身長の高さにはあるというわけなんです。
おすすめは鶏肉とサバ。
中学、高校とある程度大きくなったらプロテインの摂取もおすすめです。
⑤卵の摂取
2016年にアーカンソー大学から小学生241名を対象にして、卵の摂取と身長の高さに関しての研究が発表されました。
研究の方法としては、卵を食べないグループと卵を週に1個食べるグループ、週に2個食べるグループで、身長と体重にどのような差が生まれるのかの調査が行われました。
この研究は、卵を食べ続ける期間を6ヶ月間に設定して調査が行われ、
結果
卵を週に2個食べたグループというのは、卵を食べなかったグループや1個だけ食べたグループと比べて身長が有意に増加しました。
こちらのデータも、対象者が発展途上国の子供たちなので、日本では同様のことは言えませんが、卵は高品質なタンパク質なので、ぜひ毎日食べるようにしてください。
⑥睡眠
睡眠をしっかりとることで成長ホルモンが分泌されます。
アメリカ国立睡眠財団から子供の推奨睡眠時間が出されています。
良質な睡眠をとることは、身長伸ばすためには欠かせない要素となります。
⑦内臓脂肪を減らす
2011年に内臓脂肪と成長ホルモンとの関連について研究が発表されました。
合計102名の成人を対象にして調査。
結果
内臓脂肪が多いほど、成長ホルモンは少なくなるという結果が出ました。
しかもこれは年齢には関係なく、どれだけ若くても、どれだけ年老いてても、男性でも女性でもはということで、身長伸ばすためには内臓脂肪はめちゃくちゃ邪魔になります。
1日の中で座っている時間が長いほど肥満体型になる可能性は上がっていきますので、できるだけ立つ時間を増やすようにすると、内臓脂肪が減少し、身長伸ばすことに繋がります。
以上が、身長を伸ばすための科学的な方法7選でした。
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