ジュニアアスリートのプロテインの必要性について

ジュニアアスリートのプロテインの必要性について

日々の食事がカラダを作りますが、特に子どもの場合は、心身の発育・発達に密接に関わります。

そのため、日頃の食事から必要なエネルギーや栄養素が摂れるよう、気を付けている家庭もあるのではないでしょうか。

子どものタンパク質摂取の1つの方法として、プロテインを検討しつつも、カラダへの影響を心配される方もいるかもしれません。

子どもがプロテインを飲むことについて解説します。

 子どものプロテインの疑問を解決しよう!

 

タンパク質摂取が注目され始め、メディアや雑誌などでプロテインが取り上げられることも多くなったように思います。

プロテインの中には「ジュニアプロテイン」と名付けられた子ども向けの製品もあり、「子どもにプロテインが必要なの?」と感じる方もいるかもしれません。

 子どもがプロテインを飲んでも問題はあるのでしょうか?

プロテインは不足したタンパク質を補える栄養補助食品であり、子どもがプロテインを飲んでも問題はありません

子供の成長を願うのであればプロテインの摂取を検討したほうがいいです。

理由は日本人は慢性的にタンパク質不足であり、不足分を補うことで簡単に身長が伸びたり健康になったりするからです。


プロテインに対する偏見は今すぐ捨てましょう。 

そもそもプロテインを直訳するとタンパク質なので、プロテインパウダーとはただのタンパク質の粉です。

プロテインに配合されている主なタンパク質は、牛乳から抽出されたホエイプロテインやカゼインプロテイン、大豆から抽出されたソイプロテイン(大豆プロテイン)です。

<各タンパク質の特徴>

ホエイプロテイン:吸収が速い。

筋トレをする方や運動後の体づくりにおすすめ。

カゼインプロテイン:吸収がゆっくり。

寝る前の栄養補給によいとされるが、十分な科学的根拠はない。

大豆プロテイン:吸収がゆっくり。

大豆サポニンなどの健康成分もとれる。

引き締まった体づくりをしたい方や、健康を維持したい方、子供の成長期におすすめ。

環境にもやさしいタンパク源。

このようなタンパク質を主原料にして、ビタミンやミネラルなどが配合されています。

 

また、ジュニアプロテインだけでなく、大人が飲むプロテインを子どもが飲んでも問題はありません

しかし、大人用プロテインは成人の食事摂取基準値などをもとに栄養素が配合されている可能性もあるため、必要以上に栄養素を摂取してしまう可能性も考えられます。

大人用のプロテインを活用する場合は、摂取する栄養素の量を考慮して、プロテインの量を調整するなども必要かもしれません。

 子どもがプロテインを飲むと身長が伸びなくなる?

必要な栄養素は、身長や体重、活動量によって個人差があり、心身の健やかな成長には、特定の食品に偏らずバランス良く食べることが大切です。

プロテインを飲んだからといって、身長が伸びなくなるわけではありません

 筋肉が付きやすくなるから身長が伸びなくなると聞いたことがあるかも知れませんがそういう事はありません。

というのもプロテインを飲むだけで筋肉はつきません

プロテインは筋肉などの材料となるタンパク質を補うものです。

筋力を維持するには適度に活動し、さらに筋肉をつけるには、筋力トレーニングを行うことが必要です。 

何歳からプロテインを飲んでも良いんでしょう?

栄養補助食品であるプロテインを飲む年齢に決まりはありません。

アレルギーなどがなければ、食事で不足した栄養素を補う目的で活用できます。

ただし、必要な栄養素には個人差があります

食事で十分に食べられている場合は、プロテインの摂取によって、栄養素の過剰摂取につながる可能性もあると思います。

 子どもが栄養バランスの整った食事をしっかりと食べ、身長や体重の増加が適度で体調にも問題がなければ、栄養素を十分に摂取できていると推測できます。

この場合は、プロテインを飲む必要はありません。

ですがタンパク質が足りていないあなたと同じ食事を摂っているお子様も、タンパク質が足りないということになります。

ちなみにスポーツをしていない成人で体重×1.5gが必要となります。

思っているより多く、足りない人ばかりかと思います。

そういう私は体重75kgですのでスポーツしていない成人で計算してみると112.5gがタンパク質が必要量になります。

タンパク質を気にした食事を摂り3食で60gだとすると52.5g不足してしまいます。

なんならアスリートで計算しますと90gの不足になります。

食事だけではなかなか厳しいて思います。

 

摂取するべきタンパク質は体重×1.5

ちなみに成人男性が激しく運動を行っていたり、筋肉をつけたい場合には体重2gのタンパク質摂取が推奨されます。

よって子供ということを考慮して、体重1.5gでの摂取をオススメします。

タンパク質を1日60g摂取するのはなかなか難しいです。

ではだいたい何をどれくらいの量食べれば目標タンパク質を摂取できるのでしょうか?

例えば体重が40kgで1日あたり60gのタンパク質を摂取したい場合は朝昼晩でそれぞれ20gタンパク質を摂取できれば問題ないです。

なのでこの表によると大体、魚なら1切れで達成、肉なら100g超で達成できることがわかります。

しかし毎食、3食20gずつ食べるとなると大変ですよね…

そして毎日朝食で豊富にタンパク質を食べさせている家庭はどれほどあるでしょうか?

パン食で卵と牛乳でも足りないですし、それなら卵は2つ必要です。

それでやっとギリギリです。

つまり「毎食タンパク質20g摂取」は家族が意識して行ってやっと達成できるレベルなのです。


そしてこの仮定は体重40kgの子供でしたが50kg.60kgと体重が増えると80g.90gと必要量が変わります。

なのでプロテインとは必要なタンパク質量を摂取するのが難しい場合の妥協策です。

食品で取れるのであればそれに越したことはありません


しかし食品で摂れないからと言って成長機会を損失するのは良くないですよね。

プロテインは手軽飲め、そして1食100円以内でおさまります。

日本人の食事摂取基準(2020年版)

食事バランスガイド 

ジュニアプロテインの注意点

ジュニアプロテインは基本的には子供にとって美味しく飲めるよう、甘味料が使われており、砂糖であったり人工甘味料が含まれています。

主な人工甘味料としてはアスパルテームやアセスルファムK、スクラロースがあります。

これらは砂糖と比べ非常に甘味が強いのが特徴で、カロリーを低く抑えることができます。

しかしこの人工甘味料には、安全性を不安視する報告もよく聞かれます。

「できるだけ自然に近いものがいい」ということであれば、砂糖や果糖のほか、ステビアなどの植物性甘味料などを使っているものを選ぶといいでしょう。

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ステビアはあまり聞き慣れない名前かと思いますが、WHO(世界保健機関)をはじめ世界で安全性が認められており、人間において長い食経験がある「既存添加物(天然添加物)」として日本でも使用が許可されている甘味料です。

なお、砂糖果糖の場合にはカロリーが高いことと、虫歯の原因に比較的なりやすいというデメリットがあるので注意が必要です。

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